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白猫の館

築21年のマンションにて フレンチ&クラシックインテリアとリフォームのDIYをしています。

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続きです。
このトクラスポイントリフォームですが、メリットとデメリットがあるのが分かりました。

まず、デメリットですが、
最初はカウンタートップを乗せた時点でガスコンロの前面が7ミリ前後浮いており、私はとっさにカウンタートップを1センチ上げる必要があると判断して家内に説明したところ、ガスコンロが浮いているのは嫌だと言う事でやはりカウンタートップを1センチ上げて欲しいとの事でした。
それを業者さんに伝えると、「材料がない」と言うので、「では私が材料を買って行きます」と話したら、今度は「工事外になる」「キャビネットの高さが本来の高さ」との事でした。
設置業者用のマニュアルをざっと見たところ、その様な記載がなかったので強くは言えませんでした。
(後日、設置業者用マニュアルを取り寄せて、もう一度つぶさに拝見しましたところ、記載がありましたが、気が付かないと言うか?分かりにくい構成でした。)
ガスコンロが浮いているのは、カウンターが1センチ低い事によるガスコンロ下の桟(かけはし)
が干渉しており、それを支える桟(かけはし)を切って金具で付け直すしかないと話しましたところ、職人さんは素直に従ってもらい、カウンタートップの傾きが解消し、ガスコンロの浮き上がりも解消しました。

しかし、ガスコンロを支える桟(かけはし)が斜めになっており、どうにも釈然としませんし、なんとも言えない不安に襲われました。
また、家内はガスコンロの内部が丸見えだと苦情を言って来ました。

本来、カウンタートップを1センチ上げるには、既存キャビネットの上に厚さ1センチの角材、もしくは高さ1センチ巾1.5センチの角材(かさ上げスペーサー)を乗せるだけで簡単に解決出来るはずなので、これが工事外になると言うのはとても信じられませんでした。
業者選定が失敗したと言う現実を目のあたりにしたからです。


そして、写真では分りませんが、ここまで来るとシンク下の左右の引き出し扉が当たって干渉しており、入らないのです。
以前はなかったのでおかしいないなあと思って調べてみたら、なんと真ん中のキャビネットが奥の方へ7ミリずれている事が判明しました。


これは、当マンションではキッチンの背面にあった壁がキッチンより下に面材下地が張られておらず、排水配管がむき出しになっていて、キッチンキャビネットは一番左端と右端以外がカウンターが突っ張りになって止まっている状態で、最初のカウンターを外した時、キャビネットが真ん中の所で突っ張りを失い、個々でバラバラになってしまった事によるもので、業者さんにとっては想定外の事だった様です。
それによって、真ん中のキャビネットが奥の方へ移動し、左右の扉のスペースが無くなっていた訳です。
真ん中のキャビネットを7ミリ前に移動すれば、左右の扉間の隙間が生じると思います。

また、カウンタートップと上の引き出しの間の隙間が1~2ミリしかありません。
これだと、カウンタートップと引き出しの間に指が挟む事故が起きる可能性があります。
最低でも、9ミリ以上の隙間が欲しいところです。

改善するには、やはりカウンタートップを1センチ上げるのと真ん中のキャビネットを前面に7ミリ戻してやる必要があります。

そこで、可笑しいなあと思い、ショールームへ行って事情を説明したところ、ポイントリフォームのマニュアルと言う資料をコピーして頂きました。
それによると、
シンクのフランジと前板の干渉
前たれと扉の干渉
コンロとコンロ桟の干渉
があった場合には、キャビネットかさ上げスペーサーを既存キャビネットの上面木口に取り付ける事で対応してくださいとありました。


その対策


この問題を解消出来るか?どうかで、業者選定が重要になります。
これを怠ると後々にトラブルになりますので、カウンター設置後の不具合を自分で修正出来る人以外は、このポイントリフォームをお薦め出来ません。
DIYの出来ない人は、価格が高くてもキャビネットも含めた全交換の通常のキッチンリフォームで対応した方がトラブルを起こさなくて済むと思われます。

業者に工事のやり直しを要請しましたが、やはり何かと言い分があるものですから、最終的にこの業者を選定した自分にも責任がありますので、この際、自分で施工・修正する事にしました。

( 後になって判明した事ですが、ヤマハのポイントリフォームのマニュアルとトクラスの取り付け設置説明書とは情報量が違い過ぎで、ヤマハのマニュアルは18ページもあるのに対して、トクラスの取り付け設置説明書はたったの6ページです。
トクラスの取り付け設置説明書は、現場調査の部分がかなり省略されており3ページと4ページにキャビネットかさ上げスペーサーの取り付けを記載されているにも関わらず、上記の様な図が載っていません。
経験のある業者さんなら分かるかも知れませんが、初めての業者さんには分かり難いかも知れないなあと思いました。
図があると分かりやすいし、目にとまりやすいのです。
初めての業者さんでも対応出来る様な分かりやすくて、理解できる様な構成にした方が良いと思われます。)



真ん中のキャビネットの後ろに突っ張りが無い以上は、キッチンの背面にあった壁を基準にすることが不可能なので、キャビネットの前面ならば平行な板材にあてがえば、新たな平行の基準になり得ます。
その為には、まず、キッチン廻りのシリコーンコーキングを綺麗に切り取り、カウンタートップを固定している金具のビスを外して、キャビネットの前面の下の部分をツーバイフォーの板材で金具で固定して平行に揃えた上で、


私がカウンタートップを持ち上げて、娘に10×15×600ミリの角材を既存キャビネットの上面木口に入れてもらい、再度ビスで固定しました。
これによって、カウンタートップ全体を1センチかさ上げした事になり、真ん中のキャビネットも少しは前面に出て左右のキャビネットと平行になり、見た目も綺麗です。


シンク下の左右の引き出しの扉の干渉も解消しました。
後は、水道と排水管との干渉部分をすべて削合して、スムーズに出し入れもOKです。
全体が綺麗に見えます。



ガスコンロ下の桟(かけはし)も元に戻した所、見た目が綺麗になり、そして、ガスコンロが前面に出過ぎていた為、少し後ろに移動させた所、家内は以前はこんな感じだと言っていました。
私が改善する前では、ガスコンロの位置が一番上の引き出しよりは低く、内部が丸見えでした。
更に、カウンタートップと上の引き出しの間の隙間が13ミリも回復しました。
これでカウンタートップと引き出しの間に指が挟む事故を回避できそうです。
良い事ずくめで、すべては安全を優先します。

この様な事がありましたので、20年前、10年前のキャビネットはそのままで、カウンタートップのみ交換するとしても、キッチン周辺にどの様な想定外の事態を待ち受けているか?分かりません。
仮に想定外の事態に遭遇したとしても、それを解決するだけの腕が業者さんにあるか?どうか?も分からないのです。
結論として、DIYで解決出来る人以外はトクラスのポイントリフォームをお薦め致しません。
繰り返し言いますが、DIYの出来ない人は、価格が高くてもキャビネットも含めた全交換の通常のキッチンリフォームで対応した方が賢明でしょう。

リフォームは途中なので次回の土日に持ち越しです。

続き


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